What's new_2006

2006

2006年4月1日より、本講座が新設されました。

本講座は、2006年2月まで筑波大学(人間総合科学研究科)において運営されていた、範江林助教授のラボ(心血管病理学研究室)から、範助教授の山梨大学医学部教授への就任に伴い、山梨大学医学部病理学講座第一教室が元となり、新たに開設されたものです。


範江林教授が11月に行われた日本病理学会において『日本病理学会学術研究賞(A演説)』の受賞講演を行いました。
「遺伝子改変ウサギモデルによる動脈硬化の分子病態の解明及びトランスレーショナルリサーチへの試み」
この賞は、日本病理学会会員の中で、特に優れた研究成果を上げた研究者に贈られるものです。本年11月に開催された日本病理学会秋期特別総会において、受賞講演を行いました(11月23日)。
小池智也先生の研究が『日本心臓財団の第4回日本心臓財団若年研究者研究奨励(藤基金)』に選ばれました。
この基金は、日本の主な国民死因の中で約4割を占める心臓病、脳卒中、高血圧、動脈硬化症等の循環器疾患の制圧を目指す当財団の循環器領域の少壮研究者を対象に交付されるものです。
範江林教授の研究が『内藤記念科学振興財団の第38回内藤記念科学奨励金(研究助成)』の交付対象に選ばれました。
この研究助成は、人類の健康の増進に寄与する自然科学の基礎的研究に対し、研究費の一部を補助するものです。
我々が主催した「第2回ウサギフォーラム」(9月2日開催、於:山梨大学甲府キャンパス)が、盛況のうちに終了しました。
ご参加くださいました各大学の先生方、ならびに各企業の研究者の皆様に、厚く御礼申し上げます。今回のウサギフォーラムでは、循環器をはじめとする様々な疾患研究におけるウサギモデルの有用性並びに将来の大きな可能性が示され、またそれらのウサギ研究に欠かせない専用キットの開発についてのご発表があり、さらに、特別講演として、およそ30年前、本邦初のSPFウサギの開発に成功し、現在も精力的に高品質なウサギを提供している北山ラベス株式会社の常務取締役・桑原様から貴重なお話をいただくことができました。また、来年、フランスで開催予定の、第2回国際ウサギシンポジウムについて、詳細な予定をお伝えすることができました。
範江林教授が『アストラゼネカ・リサーチ・グラント2006』の受賞者に選ばれました。
このグラントは、アストラゼネカ株式会社による、日本における優れた研究に対する助成事業であり、二段階の審査を海外のアストラゼネカ創薬研究所の専門家が行うというユニークな特徴があります。採択率約7%の厳しい条件下でしたが、高い評価を受け、採択が決定しました。
小池智也先生の研究が『武田科学振興財団の2006年度「報彰基金」研究奨励』の交付対象に選ばれました。
この基金は心臓疾患、高血圧、動脈硬化、脳血管障害、糖尿病に関する予防・診断・治療・リハビリ等、前記疾患を克服するための基礎的並びに臨床的研究を行なう研究者またはグループへの助成を目的として交付されるものです。
小池智也先生が日本動脈硬化学会『第14回若手研究者奨励賞』を受賞しました。
「C-Reactive Protein in Atherosclerotic Lesions Its Origin Pathophysiological Significance」
この賞は平成17年度に発表された論文の中から、特に優れた論文を発表した40歳未満の若手研究者に対して贈られるものです。小池先生は7月13日に行われた第38回日本動脈硬化学会総会・学術集会において受賞発表を行いました。
于瑩(ユウイン)さんが日本動脈硬化学会『国際学会Grant』を受賞しました。
この賞は本年6月にローマで開催された国際動脈硬化学会において、演題が採択され発表を行った研究者に対して贈られるものです。
「第一回山梨病理学セミナー」は盛況のうちに終了しました。発表者の加藤光保先生並びにご参加くださいました皆様、誠にありがとうございました。