形成外科は、下記のような幅広い疾患を取り扱います。
- 先天性疾患 口唇裂・口蓋裂、耳介・顔面の先天異常、漏斗胸、四肢の先天異常など
- 後天性疾患 外傷・熱傷後の瘢痕、褥瘡や潰瘍、皮膚・軟部腫瘍切除など
- 癌切除後の再建 マイクロサージャリーによる組織・臓器移植による「がん切除後の再建(乳房再建、頭頸部・顔面再建など)」
- その他 眼瞼下垂、性同一性障害、美容外科など
今までは、皮膚科内形成外科診療班として、皮膚外科診療を中心に担当してまいりました。しかし、平成24年度より診療科としての独立を果たし、形成外科担当医が3人、日本形成外科学会認定専門医も2人になりましたので、顔面骨骨折、頭頸部癌切除後の再建、乳房再建、眼瞼下垂症など、形成外科・再建外科全般の診療を幅広く担当することが可能となりました。
具体的な取り扱い疾患は下記のとおりです。
- 外傷: 新鮮外傷(顔面、四肢)、顔面骨骨折など
- 瘢痕・ケロイド: 外傷・熱傷による瘢痕・ケロイド、瘢痕拘縮
- 先天異常: 口唇口蓋裂、耳介の先天異常、頭蓋顔面の異常、多指症合指症、漏斗胸など
- 皮膚軟部組織腫瘍: 母斑、血管腫、皮膚・皮下腫瘍などの良性腫瘍
- 皮膚悪性腫瘍: 皮膚癌などの切除および再建
- 頭頚部腫瘍: 顔面や頸部の腫瘍、耳下腺腫瘍など
- 再建手術: 腫瘍摘出後の組織欠損や変形、乳房再建など
- 眼瞼・目まわりの形成外科: 眼瞼下垂症、眼瞼の異常など