出生コホート研究センター長挨拶

 人の健康を考えたとき、環境は我々に大きな影響を及ぼします。特に胎児期から出産を迎え、幼児期・小児期・思春期にある子ども達には最も影響が大きく、また成人期にもその影響が及びます。明日の地球を生きる子ども達の安全な環境づくりと、健やかな成長・発達のためには胎児期からの出生コホート研究が重要となります。
 エコチル調査は、子どもの健康と環境に関する大規模な出生コホート研究です。全国で約10万組の母子を対象に胎児期から調査を続け、子どもの健やかな心身の健康と発達の促進を目指しています。これまでの研究成果が認められ、思春期・成人期へと調査の継続が決まりました。
 今後も科学的根拠の創設、国際貢献、疫学研究の社会的コンセンサスの醸成を目指し、参加者の皆様のご協力のもと、更なる研究成果を積み上げ、社会に還元していきます。
 皆様のご理解とご支援をよろしくお願い申し上げます。
shinohara
     
     山梨大学大学院医学工学総合研究部附属
          出生コホート研究センター長                   篠原 亮次

 
©Center for Birth Cohort Studies (CBCS),Interdisciplinary Graduate School of medicine,
University of Yamanashi