教室紹介

沿革

 現山梨大学医学部皮膚科学講座は1983年(昭和58年)、前身の山梨医科大学に皮膚科が開設された時から始まります。
 初代教授は 故 堀嘉昭教授(昭和62年、九州大学教授に転出)、二代目は 故 玉置邦彦教授(平成6年、東京大学教授に転出)、三代目が現山梨大学皮膚科学講座 特別顧問の島田眞路教授(平成7年3月: 東京大学分院:助教授)であり、四代目が現在の川村龍吉教授です。
 平成14年10月、山梨医科大学は山梨大学と統合され、山梨大学医学部となりました。 さらに平成15年4月からは 大学院大学となり、山梨大学大学院医学工学総合研究科と称されることとなりました。 さらに平成16年4月からは 国立大学法人 山梨大学と改組され、現在に至っています。
 開設当初のスタッフは総勢7名でしたが、開設当初より研究に力を注ぎ、皮膚腫瘍とくに悪性黒色腫に関して形態学的な研究が精力的に行われました。玉置教授就任後はランゲルハンス細胞を中心とした皮膚免疫学の研究を展開し、現島田教授就任後は悪性黒色腫の腫瘍免疫、HIV感染症などに関する研究を行っています。
 島田教授は平成17~20年に日本研究皮膚科学会理事長、平成24年~日本皮膚科学会理事長を務め、様々な学会を主催しています。平成20年の国際研究皮膚科学会(京都)、平成21年の日本皮膚科学会東部支部学術大会(山梨)、平成23年の日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会(山梨)、平成25年の日本皮膚悪性腫瘍学会学術大会(山梨)などがあります。いずれの学会も学問面、ホスピタリティーの面で大好評を頂きました。
 現在、山梨大学医学部皮膚科学講座は、大学内勤務医12名、関連病院常勤医11名、医局秘書2名、実験助手2名より構成されています。医局の柱となるスタッフはすべて山梨医科大学(現山梨大学)の卒業生であり、入局当初から島田学長、川村教授の指導を受けた医局員です。島田教授のリーダーシップと指導力により医局員は素晴らしい教育環境で育ち、川村教授の研究・教育への熱い情熱のもと、臨床だけでなく研究に力を入れており、医学部生たちへの教育にも熱心に取り組んでいます。平成21~27年3月まで、島田教授は山梨大学医学部附属病院長として尽力され、H27年4月から山梨大学学長に就任されました。平成29年1月には川村教授が就任し、比較的若いメンバーで構成されていますが、若さとチームワークをもって日々全力で診療、研究、教育に取り組んでいます。

スタッフ紹介

特別顧問
教授
講師
助教
臨床助教
医員
実験助手
  • 荻野 幸生
秘書
  • 岸 優美
  • 村田 麻直子
  • 熊谷 直美
山梨県立中央病院
  • 塚本 克彦
  • 長田 厚
  • 薬袋 里彩
山梨厚生病院
  • 田中 敬子
塩山市民病院
  • 荒木 幹雄
笛吹中央病院
  • 相川 恵子
共立蒲原総合病院
  • 樋泉 和子
  • 松田 めぐみ
東京北医療センター
  • 荻堂 優子

特別顧問: 島田 眞路

学生時代に専門科を決めるにあたって、当時人気のない皮膚科を専攻したのは、皮膚科には野球部の先輩が多かったことや、お世話になった皮膚科教授の故・久木田淳先生らの影響によるもので、別に皮膚科そのものに興味があったわけではなかったのです。しかし、皮膚科学を学ぶうちに、これほど幅の広い奥の深い学問はないと思うようになり、今では皮膚科を選んで本当によかったと思っています。
出身高校 洛星高校(京都府)
卒業大学 東京大学(1977年卒)
専門分野 皮膚免疫、悪性黒色腫
役割 山梨大学医学部皮膚科学講座 特別顧問
所属学会 日本皮膚科学会;理事長
日本研究皮膚科学会;元理事長
日本皮膚悪性腫瘍学会;理事 (2001-)
日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会;理事  (2002-)
日本アレルギー学会
日本乾癬学会
日本がん免疫学会
日本小児皮膚科学会
日本免疫学会
日本臨床免疫学会
Society for Investigative Dermatology
American Association of Immunologists
趣味 ゴルフ
部活 野球部、ゴルフ部

教授: 川村 龍吉

皮膚疾患の新たな治療法・予防法開発に向けてのトランスレーショナルリサーチに日々奮闘中。臨床に直結した世界レベルの研究がしたい方、入局大歓迎です。一緒に世界をあっと驚かす研究をしましょう!
出身高校 県立高田高校(新潟県)
卒業大学 山梨医科大学(1990年卒)
専門分野 皮膚免疫、ウイルス感染症、皮膚悪性腫瘍
役割 教授
所属学会 日本皮膚科学会
日本研究皮膚科学会(評議員)
日本免疫学会、日本ウイルス学会
日本皮膚悪性腫瘍学会、
日本皮膚アレルギー・接触皮膚炎学会
Society for Investigative Dermatology
趣味 ゴルフ、映画
部活 ラグビー部

講師: 三井 広

皮膚疾患はその症状が自分にも他人にも見える、というのが大きな特徴です。そのため、患者の皆様は病気に対してだけでなく、対人関係など社会生活の中でも大きな不安や苦痛を強いられています。医療を通じて、その様な気持ちにも寄り添える様に心がけています。
出身高校 県立湘南高校(神奈川県)
卒業大学 山梨医科大学(1998年卒)
専門分野 水疱症、炎症性皮膚疾患
役割 外来医長、アレルギーセンター副センター長、褥瘡対策
所属学会 日本アレルギー学会、
日本褥瘡学会、
日本皮膚悪性腫瘍学会
趣味 旅行
部活 野球部

講師: 小川 陽一

皮膚科は臨床で目に見える疾患を扱うことが多く、そのため日々たくさんの疑問を覚えます。さらにその疑問を解決するべく自分で研究をすることもできる科です。
出身高校 県立浦和高校(埼玉県)
卒業大学 山梨医科大学(2002年卒)
専門分野 皮膚免疫、ウイルス感染症、膠原病
役割 病棟医長、膠原病センター
所属学会 日本皮膚科学会
日本研究皮膚科学会
日本臨床免疫学会
趣味 料理
部活 ラグビー部

講師: 岡本 崇

当医局は雰囲気が良く、とても働きやすいです。皮膚科医としての基盤を作るには最高な環境です。皆、一丸となり真摯に患者さんの診療、研究に取り組んでいます!!
出身高校 桐蔭学園高校(神奈川県)
卒業大学 山梨医科大学(2003年卒)
専門分野 乾癬、皮膚免疫
役割 医局長、勧誘、ムードメーカー
所属学会 日本皮膚科学会
日本研究皮膚科学会
日本免疫学会
日本乾癬学会
趣味 子供と遊ぶこと、馬を見ること
部活 バドミントン部

助教: 富田 央澄

皮膚科の魅力として、内科的治療も外科的治療も行えることがあります。また、最終的にどの科に入るにせよ、病棟や外来で皮膚科的疾患を診る機会は多く、一緒に学ぶことができたらと考えております。
出身高校 県立都留高校(山梨県)
卒業大学 山梨大学(2008年卒)
専門分野 皮膚科一般
役割 ゆるキャラ
所属学会 日本皮膚科学会
趣味 読書

助教: 木下 真直

皮膚は他者から見える故、皮膚病はその重症度を問わず、患者さんのQOLを大きく低下させます。また、外的刺激から体を守るだけでなく、触り心地を確かめたり、寒暖で季節の変遷を知ったりと、様々な情報を皮膚から感じ取ります。肌で触れあい、愛情を確かめ合うことすら、皮膚の役割です。そんな皮膚の魅力に惹かれ、専攻しました。見学し、当科の魅力を“肌で”感じて下さい。
出身高校 飯田高校(長野県)
卒業大学 山梨大学(2013年卒)
専門分野 皮膚科一般
役割 研究ホープ、勧誘
所属学会 日本皮膚科学会
日本研究皮膚科学会、
日本乾癬学会、
Society for Investigative Dermatology
趣味 ピアノ、ホルン
部活 オーケストラ部、吹奏楽部

助教:田渕 亜希子

医療では手技が好きです。明るく元気に頑張ります!
出身高校 秀明学園高校(埼玉県)
卒業大学 山梨大学(2015年卒)
専門分野 皮膚科一般
役割 手術担当
所属学会 日本皮膚科学会
趣味 運動、睡眠、ショッピング
部活 バスケットボール部

助教:武藤 容典

皮膚を通して患者さんの人生を支えられるような医師になりたいと思います。精一杯頑張りますので、よろしくお願いします。
出身高校 甲府第一高校(山梨県)
卒業大学 山梨大学(2010年卒)
専門分野 皮膚科一般
所属学会 日本皮膚科学会、日本麻酔科学会
趣味 映画、音楽。山梨に戻ってきてヨガを始めました。山登りと自転車とサーフィンにも興味があります。
部活 サニースマイル

助教:浅川 理子

出身高校 山梨学院高校(山梨県)
卒業大学 山梨大学(2017年卒)
専門分野 皮膚科一般
所属学会 日本皮膚科学会
趣味 ショッピング、走ること
役割 茶道部

助教:前島 えり

出身高校 駿台甲府高校(山梨県)
卒業大学 山梨大学(2017年卒)
専門分野 皮膚科一般
所属学会 日本皮膚科学会
趣味 体を動かすこと
部活 硬式テニス

医員:浅川 まりか

出身高校 山梨学院高校(山梨県)
卒業大学 山梨大学(2017年卒)
専門分野 皮膚科一般
所属学会 日本皮膚科学会

医員:福島 有貴

出身高校 山梨県立甲府南高校(山梨県)
卒業大学 山梨大学(2019年卒)
専門分野 皮膚科一般
所属学会 日本皮膚科学会

医員:石澤 瑠璃子

卒業大学 山梨大学(2021年卒)
専門分野 皮膚科一般
所属学会 日本皮膚科学会

医員:三原 百合奈

卒業大学 山梨大学(2021年卒)
専門分野 皮膚科一般
所属学会 日本皮膚科学会