研究グループ

小川

1. ヒト皮膚における新規同定免疫細胞の機能解析

近年、皮膚を含む末梢組織においてresident memory T cellsやinnate lymphoid cellsといった新規免疫細胞が同定された。ヒト皮膚を用いてこれらの細胞群のphenotypeやfunctionを検討している。

2. 致死的重症薬疹の発症・増悪のメカニズム

SJS/TENは致死的な重症薬疹である。SJS/TENの発症・増悪に関与する分子の同定、早期診断方の開発、治療への応用を目指した研究を行っている。

3. 粘膜・皮膚ランゲルハンス細胞 (LC)におけるHIV感染

  • LCにおけるHIV感染の増悪因子の同定
  • LCにおけるHIV感染予防法
  • 新規抗HIV薬のLCにおけるHIV感染抑制効果の評価
  • LC上のヒスタミン受容体のHIV感染における役割

4. 皮膚疾患・膠原病・ウイルス感染症における共刺激分子の役割

  • 接触性皮膚炎、アトピー性皮膚炎、乾癬、といった皮膚疾患
  • SLE、シェーグレン症候群といった膠原病
  • 単純ヘルペス感染

における共刺激分子の病態発症における役割、病態増悪への関与、また共刺激分子阻害の疾患治療への可能性の検討