山梨大学医学部看護学科の紹介
看護学科長 小林康江
山梨大学は、豊かな教養と高い倫理性を持ち、広い教養と深い専門性を身につけた学生・教職員を育むことにより、知と技術における「地域の中核」となると同時に世界の平和と人類の福祉に貢献できる「世界の人材」を養成することを目標としています。
看護学科は、平成7年(1995年)4月に旧山梨医科大学医学部看護学科として設置され、平成14年(2002年)の大学統合により山梨大学医学部看護学科となりました。看護学科は、生命の尊厳を基本とし、看護職としての倫理性を身につけ、深い人間愛と広い視野を持つ看護専門職及び看護学研究者の育成を目的としています。国家試験の合格率は、毎年高い合格率を保ち、卒業後は臨床や地域で活躍しています。
高校生の皆様へ
看護は、あらゆる年代の個人、家族、集団、地域社会を対象とし、健康の保持増進、疾病の予防、健康の回復、苦痛の緩和を行い、 生涯を通してその最期まで、その人らしく生を全うできるように援助を行うことを目的としています(看護職の倫理綱領2021)。
看護を行う上で看護師は、患者との信頼関係を築くことが重要です。地域社会で生活する人々の命と健康を護るために、倫理的な諸問題に対処し,対象者の尊厳と権利を擁護できる豊かな人間性の育成を目指しています。
カリキュラムの特徴
看護師を基本として4年間の課程の中で選択・選抜により保健師・助産師の国家試験受験資格を得ることができます。専門性を深め将来の理想を達成できるように、自ら選択し希望する方向に沿って「自ら学び、自ら考える力」を獲得するカリキュラムとなっています。
看護教育の目標
・対象者を全人的に理解し、健康問題を科学的に判断し、創造的に解決できる問題解決能力、対象の特徴をふまえ、科学的な根拠に基づいた看護を実践できる看護実践力の育成。
・看護の担うべき役割を認識し、看護師および他職種と協力し連携できる連携する力や地域ケアに貢献する力の獲得。
・看護師は常に新しい知識や技術を学び続けることが求められ、変化する医療環境に柔軟に対応できる能力が求められています。将来に向けて、主体的・継続的に学習できる自己研鑽力が身につくよう学習を深めること。
教育環境
医学部キャンパス内には、高度医療を担う附属病院があり、医学科と同じキャンパス内で学び共に成長できる環境に恵まれています。また、地域の保健医療福祉施設で実習できる環境も整っています。この環境のもと、看護師としての実践力を養うために重要な実習施設や人材にも恵まれており、特定機能病院の高度実践から地域医療を支える施設や在宅療養の実習を通じて、多様な場で求められる専門的な知識と技術が学べます。
教育指導体制
講義や実習の教育体制では、看護師や医師はじめ実務経験豊かな看護や医療を担う多職種の指導者や、優れた研究業績を有する研究者から直接指導を受けることができます。入学から卒業まで複数の教員が学年担当となり、修学や学生生活の相談に応じ、学生生活を支援しています。
私たちは、学生の成長を全面的に支援し、変化する医療環境に対応できる専門性の高い看護職の育成を目指しています。
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