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医学部長紹介

医学部長からのメッセージ

 山梨大学医学部は、山梨医科大学として1980年に医学科が、1995年に看護学科が創設され、その後2002年に全国初の国立大学統合により現在の山梨大学医学部となりました。理念は「深い人間愛と広い視野を持ち、医の倫理を身につけ、科学的根拠に基づいた医学的知識・技術を備え、地域医療や国際医療に貢献できる医療人や国際的に活躍できる優れた研究者を養成する教育・研究を行う」です。この理念のもと40数年を経て、本学は地域医療の中核拠点として、また優れた医療人を輩出する機関として不可欠な存在となりました。社会も、疾患も、医学も益々複雑になっていますが、今後もこの方針に変わりはありません。最先端の高度な知識や技術の習得は勿論ですが、深い人間愛と命の尊厳を基本に置いた創造と実践による教育・研究を行い、21世紀の医療を担う優れた医療人を育成していきたいと思っております。

 本学は医学部としてはまだまだ新しい大学です。歴史を積み上げるべく、研究・教育等で様々な新しい取り組みが試行されています。例えば、医学科の一般学生選抜では、後期日程に特化することで、全国から多彩で尖った学生さんが多数集まるようになりました。また教員の選考もフェアかつチャレンジングであるため、教授陣は20以上の大学から実に様々なバックグラウンドを持った人材が集まるようになりました。これらユニークな学生・教員が一丸となって行う活動「ライフサイエンスコース」も、新しい取り組みの一つです。これは2006年から始まったもので、本コースの学生さんは入学直後の1年生から自主的に研究室に通い、6年間かけてみっちり研究活動を行います。単に実験手技や論文の読み方・書き方だけでなく、研究倫理、医学倫理、さらに人としての振る舞い方、社会性等も学びます。このような活動により、学部生のうちに様々な大きな賞を受賞したり、トップジャーナルに筆頭著者で受理されるなどの頼もしい学生が次々に現れています。しかしそれ以上にうれしい成果は、このコースで活動することにより、広い視野、医の倫理を身につけ、科学的根拠に基づいた医療を実践できる人材が多数育っていることです。徹底して学生の研究マインドを涵養することは、知の創造だけでなく、地域医療への貢献、疾患克服による福祉への貢献に直結するものであることを改めて教えられました。まだまだ試行錯誤は必要ですが、今後も勇気をもって様々な新しい取り組みに挑戦し、本学の理念を実現していきたいと考えています。

 大学は、南に富士山、西に南アルプスの3000メートル級の山々、北に八ヶ岳、と日本を代表する名峰に囲まれた景勝の地にあります。自然が豊かな場所ですが、2027年のリニア中央新幹線開業時には、都心から20分程度でアクセスが可能となります(多分開業は遅れます)。このように大自然と利便性に恵まれほどよく隔離された本学は、集中して研究及び勉学に勤しむには最適の場所と言えます。世界のトップ大学の中には、このように大都会から少しだけ距離を置いた隔離された場所にある大学が多いと感じています。この地の利を活かし、地域の医療、世界の医学・科学に大きく貢献する深い人間愛を持った人材が多数育っていくことを願っています。

 

2023年43

山梨大学 医学部長

山梨大学大学院 医学域長

小泉 修一

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