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掲載日:2017.6.23 お知らせ

脳卒中後に出現する第2の 貪食(どんしょく)細胞「貪食性アストロサイト」 発見。 小泉教授及び森澤研究員(薬理学講座)の研究成果が英科学誌『Nature Communications』に掲載されました

—脳卒中 予後・治療に期待—

山梨大学医学部薬理学講座 小泉修一教授及び森澤陽介研究員 (研究当時、現東北大学助教)ら 研究グループは、生理学研究所 鍋倉淳一教授、大野伸彦准教授 (現自治医科大学)、 慶應義塾大学医学部 岡野栄之教授、新潟大学大学院医歯学総合研究科 竹林浩秀教授、群馬 大学生体調節研究所 佐藤幸市准教授とのチームと共同で、マウスを使った実験によって、脳卒中(脳梗塞)による傷害後期に、これまでおとなしい神経組織支持細胞と考えられてきた「グリア細胞」の一種、アストロサイトが貪食能を獲得し(貪食性アストロサイト)、傷ついた神経細胞断片など 不要物質を貪食する(食べる)ことにより脳内から除去すること、およびその分子メカニズムの 一端を明らかにしました。これらの働きは 主に、神経機能回復に重要と考えられている時期および場所 (梗塞辺縁部 (ペナンブラ)) で観察されたことから、脳梗塞後の組織修復及び再構築と大きく関与し、脳梗塞の予後に影響している可能性が示唆されました。
本研究成果は、Nature Communications誌に掲載されました。

 

脳卒中後に出現する第2 貪食(どんしょく)細胞「貪食性アストロサイト」 発見 [PDF] »


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