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掲載日:2020.3.09 お知らせ

学長からのメッセージ

山梨大学医学部附属病院職員 各位

 

 2 月19 日の新型コロナウイルス感染患者の受け入れ以降、現在まで8名の患者を受け入れました。感染患者の診療や看護に携わり日夜奮闘している職員をはじめ、円滑な診療や看護のために多大な協力を頂いている職員など多くの方々に対し、本学学長として心から感謝の意を表します。
 2 月14 日に長崎幸太郎山梨県知事から県内発症患者の受入れの協力要請を受け、武田病院長と共に全面的な協力を約束しました。当初は、人道的な見地からダイヤモンド・プリンセス号の乗客、乗員の受け入れにも協力して参りましたが、3 月6 日には、県からの要請に基づき、県内発症1 例目の受け入れを行いました。また、翌未明には、日本での発症1 例目となる新型コロナウイルス性髄膜炎による脳症患者を、本学のPCR 検査により迅速に診断し、適切な管理、治療が直ちに開始できました。
 特定機能病院である本院は、高度先進医療の提供、教育と研究が平時における果たすべき役割です。しかしながら、現在のような有事には、医療資源の整った県内唯一の総合力を有する医療機関として、より重篤な患者の救命に当たりつつも、最前線の医療機関の機能を補完、支援していく役割が同時に求められます。非常に困難な状況ですが、全職員が知恵を絞り、互いの協力を惜しまずに、柔軟に対応して頂くことを望みます。
 国難ともいうべき未曽有の事態に直面し、日々刻々と変わる状況の中で、不安や困惑を覚えるのも無理はありません。しかし、今こそ病院職員が一丸となって、山梨県の医療における最後の砦として、大学病院職員としての誇りを胸に、日々の難局に立ち向かっていって下さい。学長として、皆さんの活躍を最大限、支援していくことをお約束します。

 

2020年3月9日 山梨大学学長 島田眞路


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