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掲載日:2020.3.24 お知らせ

【プレスリリース】初産マウスにおけるネグレクト様の子育て行動と改善の兆し––シナプスタンパク質CASTによる神経の機能の制御が関与––

 山梨大学医学部・生化学講座第一教室 大塚 稔久教授、及び萩原 明准教授らの研究グループは、シナプスタンパク質 CAST の欠損マウスの養育行動において、初産の母マウスにネグレクト(育児放棄)様の行動がみられ、経産マウスではその子育て行動が改善することを見出しました。このように経産マウスで改善する例は世界でも珍しく、今後、初産マウスと経産マウスにおける神経機構の違いを明らかにするよいモデル系になることが期待されます。子育ての経験や学習によって神経機構が再編するメカニズムを明らかにすることで、将来子育てサポート体制の強化や新たなセオリーの構築などを通して、広く社会に貢献していくことを目指しています。

 本研究の成果は 2020 年 3 月 23 日、英国科学誌 Nature の姉妹誌「Scientific Reports」のオンライン版で公開されました。

(公開サイト https://www.nature.com/articles/s41598-020-62072-1)

 

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