掲載日:2023.9.27 お知らせ
中村勇規医学域准教授が日本時間生物学会学術奨励賞を受賞
令和5年9月15日(金)~17日(日)、パシフィコ横浜で開催された第30回日本時間生物学会学術大会において、本学医学域の中村勇規准教授が学術奨励賞を受賞しました。本賞は、時間生物学(体内時計)の領域で顕著な業績をあげ、今後の活躍が期待される若手研究者に対し贈られる賞です。
受賞題目は、「概⽇時計によるアレルギー反応の制御機構の解明」です。アレルギー性疾患(花粉症など)で重要な役割を果たす「マスト細胞」を「体内時計(時計遺伝⼦)」という新しい視点から解析し、これまで不明であったアレルギー性疾患の症状が夜から朝⽅にかけて増悪するという謎の⼀端を解明しました。アレルギー性疾患における概⽇時計(時間⽣物学)の重要性を明らかにし、これまでにない治療の⽅向性を示した臨床への橋渡し研究である点が評価されました。今後、アレルギー性疾患患者(臨床)における創薬が期待されます。
受賞した中村准教授は、「この度は栄誉あるこの賞をいただき大変光栄に思っております。この研究の開始からご指導していただいた中尾教授、その他の多くの先生方、ご助力していただいた方々に深く感謝申し上げます」とコメントしています。