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掲載日:2018.7.03 お知らせ

臨床検査医学講座の築地長治助教が第42回日本リンパ学会総会において日本リンパ学会奨励賞-西賞-を受賞しました。

平成30年6月22日(金)~23日(土)アートホテル弘前シティにて開催された第42回日本リンパ学会総会において、臨床検査医学講座の築地長治助教が日本リンパ学会奨励賞-西賞-を受賞しました。応募者の中から特に優秀な3つの演題として選出され、表彰されました。

タイトルは、「リンパ管内皮Podoplaninと血小板CLEC-2の相互作用が関与する肺発生機構」です。
胎生期の肺発生、特に肺胞形成において、血小板に発現するCLEC-2という血小板活性化受容体とリンパ管内皮細胞に発現するPodoplaninという膜タンパク質の相互作用が必須であること、さらにその相互作用の下流でTGF-βが関与することを発見し、リンパ液や免疫細胞の通り道以外にリンパ管に新たな機能があることを示しました。これまで、器官形成において脈管や血液は栄養分や酸素の物質循環等、どの器官でも必要なベーシックな機能のみを果たしていると考えられてきましたが、血小板とリンパ管が器官(肺)特異的な役割を果たすという器官形成の新しいコンセプトを示しました。築地助教は、「大変光栄に存じます。今回の知見を元に、今後様々な呼吸器疾患において血小板を標的とした治療に応用できないか検討していく予定です。」と述べています。

 

日本リンパ学会 受賞式

日本リンパ学会 賞状


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