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☆ 築地長治助教が山梨大学医学会より平成30年度若手研究者賞を受賞

築地長治助教が、山梨大学医学会より平成30年度山梨大学医学会若手研究者賞を受賞し、令和元年5月22日に行われた平成30年度山梨大学医学会総会において、受賞記念講演を行いました。
若手研究者賞①築地.png若手研究者賞②築地.png
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☆ 論文がBlood誌のエディトリアルに取り上げられ、掲載号の表紙を飾りました

今年5月にBlood誌に受理された当講座 井上克枝教授のグループによる血小板と肺発生に関する研究(筆頭著者:築地長治)が、新規性の高さを評価され、論文掲載号のBlood Commentaries(エディトリアル)で紹介されました。さらに表紙にも採用されました。
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☆ 築地長治助教が第42回日本リンパ学会総会において日本リンパ学会奨励賞-西賞-受賞

平成30年6月22日(金)~23日(土)アートホテル弘前シティにて開催された第42回日本リンパ学会総会において、築地長治助教が日本リンパ学会奨励賞-西賞-を受賞しました。応募者の中から特に優秀な3つの演題として選出され、表彰されました。
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☆ 論文がアクセプトされました。

2018年5月22日(火)築地長治先生筆頭著者の論文"Platelets play an essential role in murine lung development through Clec-2/podoplanin interaction."がBlood に受理されました。血小板のCLEC-2とリンパ管内皮細胞のPodoplaninの相互作用によって活性化された血小板より放出されたTGF-β1が胎生期肺発生に必須であることを明らかにしました。
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☆ 論文がアクセプトされました。

2018年2月7日(水)佐々木知幸先生筆頭著者の論文"Functional characterization of recombinant snake venom rhodocytin: rhodocytin mutant blocks CLEC-2/podoplanin-dependent platelet aggregation and lung metastasis."がJournal of Thrombosis and Haemostasis に受理されました。CLEC-2に結合し血小板を活性化する蛇毒ロドサイチンの遺伝子組換え体の作製に成功し,さらにその変異体がCLEC-2依存性の血小板凝集そして癌細胞の転移を抑制することを示しました。
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☆ 築地長治助教が第39回日本血栓止血学会学術集会において優秀ポスター賞受賞

平成29年6月8日(木)~10日(土)名古屋国際会議場にて開催された第39回日本血栓止血学会学術集会において、築地長治助教が優秀ポスター賞を受賞しました。
全てのポスター発表の中から、特に優秀な5つの演題が選出され、表彰されました。
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☆ 井上克枝教授が日本血栓止血学会において、Utako Awardを受賞

井上克枝教授が、日本血栓止血学会よりUtako Awardを受賞し、平成29年6月8日(木)~10日(土)名古屋国際会議場にて開催された第39回日本血栓止血学会学術集会において、記念講演を行いました。
血栓止血学に多大な貢献をされた岡本彰祐先生、岡本歌子先生のご厚意により、人類の幸福に寄与しうる研究者を対象とするShosuke Award、および女性研究者を対象とするUtako Awardが開設され、その栄えある第1回受賞者に選出されました。
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☆ 井上克枝教授がソロプチミスト日本財団女性研究者賞を受賞

井上克枝教授が、公益財団法人ソロプチミスト日本財団の平成28年女性研究者賞を受賞し、平成28年11月8日(火)に宮崎県宮崎市において表彰式が行われました。この賞は、各ソロプチミスト支部より推薦された個人の中から全国で1名のみに贈られるもので、将来性のある研究をしている有能な女性に対し、さらなる躍進への足掛かりとなる機会を与えることを目的としています。井上教授は国際ソロプチミスト山梨の菅沼英子会長より推薦を受けました。
贈呈式画像 切取済.jpg
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☆ CA制度活用

山梨大学 男女共同参画推進室のキャリアアシスタント(CA)制度を利用し、生命環境学部4年の森山一葉さんが赴任されました。
現在子育て中である井上教授の研究をサポートしてくれます。

☆ 大学院生が仲間入り

2016年4月より、大竹志門先生が当講座に加わり、大学院生として研究を始めました。

☆ 論文がBlood誌のエディトリアルに取り上げられ、掲載号の表紙を飾りました

今年1月にBlood誌に受理された当講座 井上克枝教授のグループによる研究がその新規性の高さを評価され、論文掲載号のInside Blood Commentaries(エディトリアル)で紹介され、さらに表紙に採用されました。
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☆ 論文がアクセプトされました

2016年1月17日、昨年当講座研究員を退職された、現・名古屋大学大学院医学系研究科・助教の田村彰吾先生が筆頭著者の論文"Podoplanin-positive periarteriolar stromal cells promote megakaryocyte growth and proplatelet formation in mice by CLEC-2"がBlood誌にアクセプトされました。骨髄中にはCLEC-2のリガンドPodoplaninを発現する間質細胞(BM FRC-like cells)が細動脈近傍に存在します。このBM FRC-like cellsが巨核球のCLEC-2と相互作用して、巨核球の増殖や分化を調節していることを示しました。

☆ 井上 克枝 先生が当講座教授に着任されました

当講座准教授として先頭に立って研究、診療、教育に対して精力的に取り組まれてきた井上克枝先生が、2016年1月1日付で当講座の教授に着任されました。「検査部、輸血部、講座が一丸となって」診療、研究、教育をさらに充実させることを目標に掲げられました。

 ☆ 研究員・田村彰吾さんが名古屋大学大学院医学系研究科・助教に着任されました

2015年10月1日付けで当講座研究員を退職され、名古屋大学大学院医学系研究科・助教に着任されました。今後も巨核球・血小板の研究を続けられるとのことで、講座一同益々のご活躍をお祈りしております。

 ☆ 論文がアクセプトされました

2015年9月17日(木)井上修先生筆頭著者の論文"Vascular Smooth Muscle Cells Stimulate Platelets and Facilitate Thrombus Formation through Platelet CLEC-2: Implications in Atherothrombosis"がPLOS ONEに受理されました。動脈平滑筋細胞にCLEC-2の新たなリガンドを発見し、それが血栓形成に寄与していることを示しました。

検査説明・相談ができる臨床検査技師育成講習会

2015年7月20日(日)山梨病院にて開催された「検査説明・相談ができる臨床検査技師育成講習会」で井上克枝准教授が R-CPC を行いました

第35回甲信血液血管セミナーが開催されました

2015年7月18日に山梨県のセレス甲府アピオに於いて第35回甲信血液血管セミナーが開催されました。井上克枝准教授の幹事のもと、自治医科大学生化学講座の大森司准教授に「抗血栓療法の功罪」と題しまして凝固系の基礎から最新の抗血栓療法の動向について特別講演をして頂きました。また、助手で大学院生の白井俊光さんが血小板活性化受容体CLEC-2のポドプラニン発現癌細胞に対する役割について口頭発表しました。

第16回日本検査血液学会学術集会

2015年7月11日に名古屋国際会議場で開催された第16回日本検査血液学会学術集会で、佐藤金夫助教(演題名:プロスタグランジンE1存在下での全血による抗血小板薬シロスタゾールの薬効評価法)と田村彰吾博士研究員(演題名:CLEC-2/PDPN axisを介した巨核球造血微小環境)が口頭発表を行いました。

血小板活性化受容体 CLEC-2 の血栓止血、癌転移、リンパ管新生における役割

2015年7月1日に、日本大学附属板橋病院 で行われたさくら造血細胞セミナーで井上克枝准教授が特別講演を行いました。

国際血栓止血学会2015に参加しました。

2015年6月20-25日にカナダのトロントに於いて国際血栓止血学会が開催されました。当講座からは口頭発表3題 (築地長治助教, 田村彰吾さん, 白井俊光さん)とポスター発表4題 (井上克枝准教授, 佐藤金夫助教, 佐々木知幸特任助教, 田村彰吾さん)が採択されました。
さらに助教の築地長治さんは肺発生における血小板の関与についての基礎研究が評価され、Young investigator awardを受賞しました。

Roles of platelet Clec-2 within and beyond clotting

2015年6月10日に、Keystone CO. で行われたFACEB research conference で井上克枝准教授が招待講演を行いました。

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第37回日本血栓止血学会学術集会 in 山梨

第37回日本血栓止血学会学術集会(会期:2015年5月21日~23日,会長:尾崎由基男教授)を,本講座が主催しました.
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本会において,会長シンポジウム1題と一般演題7題を発表しました.

風間文智さんが「日臨技学術奨励賞 最優秀演題賞」を受賞

山梨大学医学部附属病院検査部臨床検査技師で当講座社会人大学院生4年生の風間文智さんが日臨技学術奨励賞 最優秀演題賞を受賞し、2015年5月16~17日に福岡で開催された第64回日本医学検査学会式典において、表彰されました。

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築地長治さんが第55回日本呼吸器学会 サテライトミーティングにて口演

当講座助教の築地長治さんが2015年4月16日に東京国際フォーラムで行われた第55回日本呼吸器学会学術講演会の「細胞・分子生物学学術部会サテライトミーティング-呼吸器基礎研究を加速させるための若手研究会議-」で発表しました。発表内容は「肺胞形成における血小板の役割-beyond clottingな血小板機能-」です。国内外の呼吸器発生・再生研究最前線の若手6名による発表会で質問・議論が飛び交う活発な会でした。

最先端次世代研究開発プログラムの総合評価

2015年4月10日 井上克枝准教授が平成23年2月~平成26年3月まで14,600千円の助成をいただいた、最先端次世代研究開発プログラムの総合評価が発表されました。「特に優れた成果が得られている」との評価を頂きました。

Principal Editor

2015年2月6日 井上克枝准教授が Platelets誌の Principal Editor になりました。

田村彰吾さんがBest Poster Awardを受賞

田村彰吾博士研究員(日本学術振興会特別研究員PD)が2015年1月12~13日につくば国際会議場(茨城県つくば市)で開催されたJoint International Symposium on TGF‐beta Family and Cancer Signal Network in Tumor Microenvironmentにおいて、65題のポスターの中から、Best Poster Awardを受賞しました。

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お客様

Thrombosis ResearchのEditor-in-chief、 Dr. Sandsetさんが当講座にいらっしゃいました。

海外特別研究員・Ewelina Golebiewskaさん

2014年11月10日より2015年3月までの予定で当講座に加わって頂きました。

Ewelina Golebiewska

特任助教・佐々木知幸さん

2014年4月1日よりCLEC-2 project teamの特任助教として佐々木知幸さんに加わって頂きました。

田村 彰吾

技術補佐・福田初菜さん

2013年4月1日より技術補佐・福田初菜さんが当講座に加わって頂きました。

福田 初菜

日本学術振興会特別研究員PD・田村彰吾さん

2013年4月1日より日本学術振興会特別研究員PD・田村彰吾さんと技術補佐・福田初菜さんが当講座に加わって頂きました。

田村 彰吾

特任助教・築地長治さん

2012年12月17日より特任助教としてCLEC-2 Project Teamに加わって頂きました。

CLEC-2 Project Teamに、発生遺伝子関係の研究に永らく携わってきた腕自慢が加わりました。甲府生まれの好青年です。

LinkIcon築地 長治

お客様

CLEC-2に関連するテーマで共同研究中の慶應義塾大学より、田久保圭誉先生と石津綾子先生がいらっしゃいました。

IMGP1327.JPG共同研究に使用中のマウス洗浄血小板作成法や研究データなどの情報交換・打ち合わせなどのため、日帰り強行軍の日程でいらっしゃいました。お疲れ様でした。



長田誠さんが学会賞受賞

2012年臨床検査医学会検査技術賞(1名)に選ばれました。長田さんは当大学附属病院検査部の主任臨床検査技師で、当講座の社会人大学院生4年生でもあります。

DCF00189.jpg第52回日本臨床検査医学会学術集会(国立京都国際会館、11月30日)で授賞式と受賞講演が行われました。CLEC-2の研究を臨床検査医学へ応用するための基礎検討が評価されての受賞です。
IMGP1328.JPG

LinkIcon臨床検査医学会

LinkIcon山梨大学広報

化血研・三風会で講演

2012年11月2日、熊本県熊本市で開催された化血研・三風会で井上克枝准教授が講演しました。タイトルは”新規血小板活性化受容体CLEC-2の発見と最新の見知”です。

三風会は、新鮮(Fresh)で未来志向(Future)なテーマで、自由闊達(Free)に議論するというコンセプトで開かれる化血研主催のセミナーです。準備する手にも自然と力が籠もります。
山梨から飛行機を使った日帰りの強行軍でしたが、無理のない日程でディスカッションの時間も十分に設けていただけ大満足だったようです。

「フロアから多くの鋭い質問をいただき、とても刺激になりました。(井上K)」

第2回TGF-beta国際シンポジウム

2012年10月29日〜30日、東京都町田市の昭和薬科大学内で日本学術振興会先端研究拠点事業第2回TGF-beta国際シンポジウムが開催されました。

当講座からの演題発表はありませんでしたが、井上助教と井上准教授が参加しました。テーマは"Signal Network and Tumor Microenvironment"ということで、講演、ポスターの各演題いずれとも最新の見知に触れており、腫瘍関連の研究に初めて取り組んだ我々にも非常に勉強になりました。

LinkIconThe 2nd International Symposium by JSPS

お客様

2012年8月6日東京大学より同大学大学院医学研究科・渡部徹郎准教授と吉松康裕先生、桂彰宏先生の御一行がいらっしゃいました。

実験風景.tif研究についての情報交換に加え、渡部先生にはリンパ管発生に関わる最新の話題についてミニレクチャーもしていただきました。長距離の運転に加えスケジュールの関係で昼食が15時過ぎまで摂れず、さらに長時間の立ち仕事と三重の苦役でしたが「普段はもっと過酷な状況で仕事してますから」とお三方。遅くまでお疲れさまでした。

第9回 日本病理学会カンファレンス 2012山口

2012年8月3日・4日と山口市湯田温泉に於いて開催されました。CLEC-2 Project Teamによる最近の研究成果のうちリンパ管新生と血小板CLEC-2の関わりについて、井上克枝准教授が講演を行いました。

第9回日本病理学会カンファレンス2012山口編集後.tif「日本病理学会主催の会には今回初めて呼んでいただきました。優秀な若手が多く参加されており、活気あるカンファレンスだったのが非常に印象的でした。この熱気は夜のカンファレンスでも同様で、居酒屋が看板でお開きになるまで楽しませていただきました。」「また呼んでいただけるように、若返ったCPT(CLEC-2 Project Team)の仲間とともにしっかりとした研究を行っていきたいです。」(井上K)

公開講座

2012年7月23日に1日限りの公開講座が開講されました。当講座では井上克枝准教授が講義を行いました。タイトルは ”血小板研究の最前線 - 本当は怖い「かさぶた」のはなし - " です。

高校生向け公開授業.tif
血栓症が原因で起きる疾患や血栓のできる仕組みなどの解説に加え、現在われわれの行っているCLEC-2研究なども紹介しました。「さすがは若い頭脳たち。皆さん真剣に話を聞いてくれました。このままの純粋な気持ちで大学生になって欲しい。」(井上K)と、いたく感動していました。
「この講義を聞いて医学研究に少しでも興味を持っていただければ、と思います。」(井上K)

第36回日本リンパ学会総会

012年6月29日〜7月1日に東京女子医科大学弥生記念講堂に於いて開催されました。CLEC-2 Project Teamにもお声をかけていただき、"シンポジウム3 リンパ管の形成・機能の発現を左右する重要因子" のセッションで井上克枝准教授が講演を行いました。タイトルは"血小板活性化受容体CLEC-2のリンパ管新生、癌転移、血栓形成における役割" です。

「臨床的にリンパ浮腫が問題となるケースが思いのほか多いことを知り、驚きました。リンパ管の正常な発生に血小板CLEC-2が関わっていることを発見しましたが、CLEC-2の研究を糸口にして臨床に貢献できる研究へと発展させられたら、と思います。」(井上K)
なお、会期中には若手メンバーによる壮行会(飲み会)も開催されました。参加した井上准教授も「若手しか参加できないの」「若手と認定された」としきりに喜んでいました。

The Journal of Biological Chemistry誌の表紙を飾る

待望の論文が Journal of Biological Chemistry誌 に掲載されました。CLEC-2 project team関係者一同ニッコリ。

タイトルは " Platelet Activation Receptor CLEC-2 Regulates Blood/Lymphatic Vessel Separation by Inhibiting Proliferation, Migration, and Tube Formation of Lymphatic Endothelial Cells " です。先の日本血栓止血学会で長田が発表した内容であり、元は2010年12月の2010 ASH (The American Society of Hematology) Annual Meetingで井上克枝が発表した内容に、その後1年数ヶ月かけ検討を重ねたメカニズム面のデータがプラスされた豪華版です。頂上は見えているのになかなか着かない長い上り坂だったね、といった感じの論文です。

準備でき次第、最先端次世代研究開発支援プログラム関連のページでご紹介いたします。


第34回日本血栓止血学会学術集会(2012/06)

2012年6月7日〜9日まで、東京都新宿区のハイアットリージェンシーに於いて開催されました。

血小板基礎の部門で長田誠が「新規血小板活性化受容体CLEC-2による血管とリンパ管の分離メカニズム-血小板顆粒内物質の検索-」を口述発表し、井上修も「可溶型CLEC-2の解析」と題して発表を行いました。長田の演題はその後まもなくJBC誌に掲載されました。
そのほかにも当講座から、抗血小板療法の部門で佐藤金夫が「プロスタグランジンE1を利用した抗血小板薬シロスタゾールの簡便な薬効評価法」の演題を、また高野勝弘が学術推進委員会シンポジウム・血栓症のケースカンファレンスで " Hyper-eosinophilic Syndreme Complicated by Protein S Deficiency and Superior Sagittal Sinus Thrombosis " と題してHESと血栓症の合併と、予想される血栓症発症メカニズムについての講演を行いました。

今年も新メンバーが加わってくれました。(2012/04)

この4月、当講座に3名の新メンバーが加わりました。

腕自慢研究員(ポスドク)1名の他、技術補佐員1名と事務補佐員1名が新たに来てくれました。

ISTH in Kyoto (2011/07)

第23回国際血栓止血学会学術集会及び第57回SSCミーティングがH23年7月23日〜7月27日まで京都国際会議場で開催されました。当講座からはState of the Art (SOA)講演1題、口述講演2題が発表されました。

SOA講演では井上克枝准教授によりCLEC-2のアップデートが為されました。口述講演ではCLEC-2によるリンパ管血管分離メカニズムに関する内容(長田誠)と、CLEC-2を介した血栓形成メカニズムに関する内容(井上修)が発表されました。
学会では我々以外にもCLEC-2をテーマにした発表が英国と米国、ドイツ等からも為され、依然としてHOTな研究ターゲットとして注目されていることが示唆されました。


お客様来訪(2011/07)

米国オレゴン州Oregon Health & Science University (OHSU) の Owen J.T.McCarty博士がラボにいらっしゃいました。

McCarty博士は微分干渉顕微鏡を用いた細胞形態変化の観察や血栓止血のex vivoモデルを用いた研究を行っています。両井上がイギリス留学中に同じラボで仕事をしていました。今回はISTH meetingにあわせた山梨訪問(+富士登山)です。ISTH meetingでも演題がありましたが、その一部について講演もして頂きました。陽気でfrendlyな、好人物です。居酒屋も気に入ったようです。

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今年の新メンバー(2011/04)

H23年は当講座に4名の新メンバーが加わりました。

大学院生2名と研究員1名です。大学院生2名は山梨大学医学部附属病院検査部に勤務する熟練臨床検査技師、研究員は20代前半の疲れを知らない若者です。人手も増え、これで研究も加速したいところであります。



最先端・次世代研究開発支援プログラム(2011/02)

平成23年2月10日に開かれた内閣府主催の第96回総合科学技術会議において上記プログラムの研究者・研究課題が決定されました。

当講座からも、井上准教授が同プログラム、ライフ・イノベーションにCLEC-2をテーマとした研究課題を応募していました。昨年9月のヒアリングから5ヶ月間、当事者も関係者も皆悶々とした日々を送ってきましたが、2月11日に採択の報が入り、やっと人心地つくことが出来ました。

「今回採択された課題は、「新規血小板上受容体CLEC-2を標的とした抗血小板薬、抗転移・腫瘍薬、検査の開発」です。これまでの研究で解明してきた血小板CLEC-2の生理機能のデータを元に、CLEC-2を臨床応用に結びつけるためのさらに踏み込んだ研究計画が盛り込んであります。血税からの助成である事を忘れず、広く臨床現場に還元できる研究をさらに効率よく推し進めてゆく覚悟で居ります。(井上K)」

最先端・次世代研究開発支援プログラムの研究者・研究課題の決定についてLinkIcon


山梨大学医学部ホームページLinkIcon

第8回血液・血管オルビスで受賞

平成22年8月21日〜8月22日まで、東京ドームホテルで行われた第8回血液・血管オルビスで、井上准教授らの口述演題が Young Investigator Award 最優秀賞に選ばれました。

予選を勝ち抜いた口述発表は計8演題あり、当講座からは、”新規血小板活性化受容体CLEC-2の生体内での役割:リンパ管発生と血栓の安定化”という演題で井上准教授が講演を行いました。
いずれの発表も優劣付けがたい素晴らしい内容で、参加者一同非常に刺激を受けた2日間でした。


「日本のmini GORDON Conferenceとも言えるこの会で研究成果を発表でき、さらに諸先生方に興味を持って聞いて頂け、さらにご評価も頂き、とても光栄に思います。今後の研究の励みになります。有り難うございました。頂いた盾の”Young”という文字が特に輝いて見えました。(井上K)」

臨床検査専門医試験の結果が公表されました

平成22年7月31日、8月1日の2日間、慶應義塾大学に於いて第27回日本臨床検査医学会臨床検査専門医認定試験が行われました。携帯電話の持ち込みも禁止された厳正な試験に、本年は井上克枝准教授が挑みました。

8月13日に合格者が発表となりました。
井上准教授はみごと一発合格し、晴れて専門医を名乗ることが出来るようになりました。

「医師国家試験以来の緊張度でした。不得意分野が多く、奇跡の合格と言われないようにこれからも日々勉強します。」(井上K)

尾崎教授が日本血液学会の理事に選出

平成22年春に行われた日本血液学会理事選挙の結果、尾崎教授が平成23年度理事に選出されました。

Press Release

JBCに掲載されたCLEC-2の研究成果が、American Society for Biochemistry and Molecular Biology (ASBMB) から正式にpress releaseされました。

報道用資料の作成に忙殺されていましたが、久しぶりに聞いた”press release”の響きに頬がゆるむ井上准教授です。
なんとASBMB以外のwebsiteでも引用の形で紹介されていまた。

ASBMB NewsLinkIcon

Science Daily / Science NewsLinkIcon

血小板CLEC-2

井上准教授らがCLEC-2欠損マウスの解析結果を論文発表。

今回の研究は、CLEC-2欠損マウスを使った検討を中心に行われました。その結果、血小板CLEC-2の血栓形成に於ける役割に加え、胎生期の血管リンパ管分離においても血小板CLEC-2が重要な役割を演じていることが判明しました。
今回の研究成果は、2010年8月6日出版のJournal of Biological Chemistry誌 (JBC)において公開されています。なお、本論文は同誌のPapers of the Weekにも選定され、JBC発行母体であるAmerican Society for Biochemistry and Molecular Biology (ASBMB) からもpress releaseされました。   (2010年8月3日)


以下井上談

毎度お馴染み、血小板CLEC-2の研究です。
今回も投稿先に The Journal of Biological Chemistry を選びました。タイトルは”Essential in vivo roles of the c-type lectin receptor CLEC-2: Embryonic/neonatal lethality of CLEC-2-deficient mice by blood/lymphatic misconnections and impaired thrombus formation of CLEC-2-deficient platelets.”です。いろいろな大学の沢山の先生方に関わって頂き、論文を完成することが出来ました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
諸先生方の御協力の御陰で、CLEC-2の機能・生理的役割も徐々に明らかになってきました。どうやら血小板CLEC-2は血栓の安定化とある種の悪性腫瘍の遠隔転移に関わっている様です。血栓症と悪性腫瘍と言えば、日本人の3大死亡原因である心疾患、脳血管疾患、悪性新生物そのものです。CLEC-2の研究をさらに発展させ、これらの疾病治療に繋げられれば、と思いますが、まだまだ研究は始まったばかりで前途は多難です(が楽しいです)。現在進行中のプロジェクトが複数ありますが、いずれも3歩進んで1.5歩戻る様な状況です。しかし近日中に新たな報告が出来るように皆で頑張っているところです。

以下の私のサイト内にリンクが張ってあり上記論文の抄録のページにアクセス可能です。ついでに研究内容もご観覧になって頂ければ幸いです。 (井上K)

井上准教授LinkIcon

JBC/Paper of the Week/Author profileLinkIcon


ISTH理事に選出

日本からは1名のみ

当講座教授・尾崎が2010年4月の選挙により国際血栓止血学会(International Society on Thrombosis & Haemostasis; ISTH)理事に選出されました。日本人の理事は現在尾崎1名であり、この分野で日本のpresenceをさらに高めるために、活躍が期待されます。
また、XXIII ISTH Congressは日本での開催が決定しており、ここ数年は尾崎はじめ当講座のスタッフは気が抜けない状況です。

国際血栓止血学会(International Society on Thrombosis and Haemostasis; ISTH)LinkIcon

XXIII ISTH Congress with 57th Annual SSC Meetings Kyoto, Japan July 23-28, 2011LinkIcon


特進コース

ライフサイエンス特進コース学生1名参上

2010年4月よりライスサイエンス特進コースの医学部2年生・山田舜介君が当講座に仲間入りし、研究生活が開始されました。
ちなみに山田君は平成生まれとの事で、昭和生まれの当講座スタッフ一同自分の齢を実感し衝撃を受けました。


大学院生も仲間入り

社会人大学院生2名参上

2010年4月より社会人大学院生として附属病院検査部臨床検査技師の多田さんと風間さんが研究室のメンバーに加わりました。佐藤チームと井上チームでご活躍頂く予定です。