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医学部長紹介

医学部長からのメッセージ

 2021 4 1 日より本学の医学部長を務めている平田です。私は、本学医学部平田医学部長(山梨医科大学) の第 1 期生として本学に入学し、卒業後は本学の産婦人科に入局して医師としての研修を行うとともに、本学の大学院に進学して研究にも従事し学位を取得しました。その後、一貫して、本学において勤務し、臨床、研究、教育ならびに地域貢献に尽力してまいりました。私達の第 1 期生は、学生時代に先輩がいなかったので、どのように医学部で勉強をすればよいのか、医師国家試験に向けてはどのような準備が必要なのかが分からず、いろいろと情報を収集して、同級生の間で相談しながら、一人前の医師になることができるように勉強しました。

 

 さて、勉強することには、「学習」と「学修」という言葉があります。前者の「学習」は、先生の講義などを聴いて、必要な知識、技能ならびに態度を修得するものであり、主に小中高校での勉強に用いられます。この「学習」は主には受動的な行為であり、先生に言われたことに従って、そのとおりに修学することです。一方、後者の「学修」は、大学における修学に用いられます。「学修」においては、大学で講義、演習、実験・実習に参加するだけでなく、先生の指示によるものではなく主体的に、それらの前に準備 (予習) を行い、また、それらの後に学んだ内容を展開 (復習) することにより知識、技能ならびに態度を修得することを指します。したがって、「学修」は受動的な学びの行為だけでは成立せず、能動的な修学になります。大学は、このような「学修」によって、学生を「生涯にわたって継続的に学び続け、予測できない事態が生じても、その対応を主体的に考える行動できる」人材に育成しようとしているのです。

 

 一方、最近では、大学生の「生徒化」現象 (受動的な勉強 (「学修」) しかできない大学生が増えていること) とそれともに大学が高校化 (学校化) しつつあることが社会的問題になっています。医学部においてもこの生徒化とは無縁とは言えないのが現状です。

 

 こうした中において、本学医学部においては医学科ならびに看護学科の学生が「生徒化」することなく「学修」が継続できる状況を提供するために、所属する教員は皆、講義、演習、実験・実習をよりよいものとするだけでなく、それに対する準備や、それらの事後の展開についての指導を丁寧に行うとともに、よい教育環境の提供に努めています。本学医学部では、こうした教育を通して、不測の事態に遭遇した病める患者さんに対して患者さんのためにその事態に対応できる臨床に携わる医師、医学研究に従事する医師、臨床に携わる看護師、また、看護研究に従事する看護師を育成してまいりましたし、今後とも、育成してまいる所存です。

 

 

山梨大学医学部長 平田 修司

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