掲載日:2026.4.17 テスト
小泉修一教授が文部科学大臣表彰科学技術表彰(研究部門)を受賞
令和8年4月15日(水)、小泉修一 医学域長(薬理学講座教授)が令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰科学技術賞(研究部門)を受賞し、文部科学省において表彰式が行われました。
本賞は、我が国の科学技術の発展等に寄与する可能性の高い独創的な研究又は開発を行った研究者を対象としたもので、今年は56名(47件)が受賞しました。
受賞対象となった研究名は、「グリア細胞によるシナプス再編及び疼痛制御に関する研究」です。
小泉教授は、名古屋市立大学の鍋倉淳一特任教授とともに、特殊な顕微鏡で生きた脳を観察し、脳に存在するグリア細胞が、神経細胞同士のつながり(シナプス)を能動的に再編し、神経ネットワークを作り変える役割を担っていることを明らかにしました。
さらに本研究により、グリア細胞の機能異常が慢性的な痛み(慢性疼痛)の発生・持続に深く関与することを示すとともに、グリア細胞に介入して神経ネットワークを正常化することで、これまで治療が困難であった難治性疼痛に対する新たな治療戦略となり得る可能性を示しました。
本研究の成果は、脳科学におけるグリア細胞の重要性を示すとともに、慢性疼痛の病態理解、将来的な新規治療法の開発に資するものと期待されます。
受賞した小泉教授は、「今回の受賞は、30年以上にわたりグリア研究に共に取り組んできた研究室メンバー、学生の皆さん、そして学外の共同研究者の方々のご尽力の賜物であり、皆さんを代表して頂いたものと受け止めております。本研究により、グリア細胞がシナプスおよび神経ネットワークの再編という、脳の中核的機能の制御において中心的な役割を担うことが明らかとなりました。今後は、慢性痛にとどまらず、さまざまな脳疾患や発達期における神経ネットワーク形成の解明へと研究を発展させていきたいと考えております。」とコメントしています。
◆関連リンク:令和8年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者の決定等について:文部科学省



