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授業科目の概要

修士課程 ヒューマンヘルスケア学専攻

授業科目 概要 担当教員
科学者倫理学 科学の健全な発展に貢献するためには、科学研究のあるべき姿や誠実な科学者として身につけておくべき心得を認識することが大切である。また現代社会では国際的に通用する高い倫理性とリスクに対する適切な対応が求められている。本講義では、責任ある高度専門職業人ならびに科学者として求められる研究倫理を涵養するために技術者・研究者倫理等について講義する。過去に科学者倫理を問われた国内外の事例を紹介するとともに、科学研究を進める上で重要な研究データの適切な取扱い方、科学論文作成上の注意点等の研究不正防止に関わる具体的事項や社会に対する成果発信方法について説明し、これらを通じ研究規範意識を徹底する。本科目は、全学的な体制(理事、副学長、学域長が授業を担当)により実施する。

黒澤 尋 他

医工農総合特論

大学院医工農学総合教育部においては、「高い倫理観と学際的な知識と国際的視野を持ちながら、深い学識と高度な研究能力を備えた研究者もしくは高度専門職業人の養成」を人材育成目標に掲げている。本講義では、医工農の学際的な知識を身につけるとともに、研究者や高度専門職業人にとって必要な知的財産管理に関する事項を学ぶ。人類にとって普遍的な価値を持つ「食と健康」「生命と環境」「医療と技術」に関する講義を通して、医学、工学、農学の各分野における最先端の研究動向や関連産業の状況を理解する。また、企業における事業戦略や研究開発戦略を意識して、研究・開発した成果を知的財産として適切に管理するための素養を身につける。これにより、多様化する社会の課題に柔軟に対応できる力(社会人力)を涵養する。

医療データ解析

臨床疫学特論Ⅰ

疫学は人を対象とした医学研究の研究手法であるが、多くの研究領域における人を対象とする研究手法として有用である。本講義では健康対策の科学的根拠創生のための疫学研究について、研究デザイン、データ収集、統計解析、結果の解釈に関する知識と技術を身に付けることを目的とする。仮説検証型の研究デザイン・統計解析と共に、最先端のビッグデータ解析、縦断データ解析を演習を交えて学習する。また、医学研究における倫理的、法的、社会的側面についてディベート等で見識を広め、社会から信頼される研究を実施する力を涵養する。

山縣 然太朗

横道 洋司

生命倫理学特論 人の命に関する倫理的諸課題を主に医の倫理の側面から学ぶ。1970年代の米国のバイオエシックスの概念はもとより、緩和ケア、安楽死、脳死、遺伝子医療、再生医療など生命倫理学の歴史から現在課題までをテーマにして、基本知識を得た上で、ミニディベートなどにより意見を交わすことにより、多様な意見を理解し、自らの考えを深めることを目指す。加えて、医学研究に関する倫理についても歴史的背景を理解し、国内外の研究倫理指針について学び、実践できる技術を涵養する。

山縣 然太朗

横道 洋司

石黒 浩毅

保健看護疫学特論 看護教育の一環として学部学生に対し授業が行われている疫学では、感染症に対する宿主・病因・環境モデルから、慢性疾患に対する危険因子モデルまでが国家試験対策として中心に扱われており、現代のミクロレベルでの分子疫学・ゲノム疫学、マクロレベルでの社会疫学という領域への広がりについて触れられることは少ない。また疫学がこのような対極的な領域へと発展した結果、患者一人一人を生活者として捉えることが難しくなっていることが指摘されており、患者ニーズを第一に考える看護学と疫学が共有する理論を新たに創造し高める機会が突破口になると考えられている。本講義では、疫学的なパラダイムの変化をふまえて、近年提唱されているケアニーズを中心とした看護疫学の概念を理解し、人の健康を生活の視点からどのように捉えていくのか、これからのヘルスケアのあり方について探究していく。

宮村 季浩

基礎看護学特論 看護実践の根拠とその効果を検証するための評価指標と研究の進め方について学び、臨床実践力を高めるための看護基礎教育のあり方について考究する。また、さまざまなヘルスレベルにある対象に対して行われる看護に関しての科学的知見を得る。

浅川 和美

臨床看護学特論 成人患者の特徴を、身体的・精神的・社会的側面から日常生活と関連づけて包括的に捉える。臨床における成人患者の多くが自立し、やがて豊かな生活に復帰できるまでの、生活活動促進に向けた看護介入方法、社会的資源の活用、サポートシステムについて科学的に論述する。 坂本 文子
精神保健看護学特論 精神疾患患者と家族の歴史の変遷と社会的背景について十分理解した上で、彼らの生き方を支えるための援助を探究する。また、多様な場における精神的問題をもつ人々への援助、健康な人々の精神的健康の維持・増進に寄与する看護実践について考える。

坂井 郁恵

母性看護学特論 社会の変化、とりわけ生活環境が変化している中で、女性の健康、ライフスタイルの獲得、妊娠から産後までの女性やとりまく人々などに関心を持ちながら、社会や家族単位における女性や子ども、その家族の理解と援助に焦点をあてる。また、産科医療や地域母子保健と関連させた、女性の健康と産むこと・育てることへの看護の役割機能や医療基盤についても考える。

小林 康江

小児看護学特論 少子化に伴い、小児科における疾病構造の変化および育児力の低下に伴う育児支援が課題となっている。病いのある子どもおよび家族を子どもの発達過程を踏まえつつ長期的かつ地域社会的に支援する方法を探究する。また、小児看護実践に関する最近の課題を明らかにし、小児医療における看護の役割と連携について方法論を探求する。

阿久澤 智恵子

高齢者看護学特論

ヒューマンヘルスケアの視点から、多様な障害をもつ高齢者の生活の質を向上させる諸問題と課題の分析、生活の自立のための援助方法を探究する。福祉・教育などの諸学の研究成果を活用し、高齢者とその家族の健康を維持・促進させるための看護介入、高齢者に対するヘルスケアの専門職としての役割・機能、およびその看護実践・看護介入評価などの研究方法について論述する。

谷口 珠実

国際保健・看護学特論 主として発展途上国の健康課題を対象とし、その解決のために看護が果たす役割と課題を検証する。世界情勢は複雑であり、人々の暮らしと健康を守るためには、保健医療のみでなく様々な分野からの取り組みが必要である。その中で看護はどのように貢献できるのかを様々な角度から考察していく。

宮本 和子

健康人間学特論

人間を身体・心理面から包括的に捉えて、医療・看護・保健・福祉活動を展開する基盤となる科学について論ずる。特に、人間を成長発達面・免疫防御面で捉え、健康維持・増進の過程を医学・心理学の両面から科学的に論述する。

このようなオーキソロジカルな視点から成長・成熟の機構を考える。

田辺 文憲

相原 正男

生活健康学特論 少子・高齢化に伴うあらゆるライフステージの人々の抱える健康問題に着目し、人々が各ライフステージに応じた自己管理行動がとれるような保健教育活動の開発・展開について論述する。

宮村 季浩

バリヤフリーデザイン学特論

主に高齢者や身体障害者にとってやさしい歩道や公共・社会福祉施設など、バリアフリーを重視した環境・施設の設計・施工・維持・管理に対する研究的取り組みについて詳述する。

齊藤 成彦

吉田 純司

ユニバーサルデザイン学特論

人間の健康にとって、環境特に視覚面から与える影響は大きい。人間の健康生活と色彩・自然・造形などが心理面・健康面へ与える影響・効果について論述する。

菅沼 研一

井坂 健一郎

ヒューマンヘルスケア学特別演習

ヒューマンヘルスケア学は、豊かな社会にあるあらゆるライフステージの人々が、健康で、自律し、自己実現するために、新しい理論の構築とそれに基づく看護実践方法を開発する。その方策として、倫理的な判断に基づいて、看護の観点から現状を批判する。本演習は、あらゆるライフステージにある人間をホリスティックに捉え、看護を基盤とし、医療・保健・福祉・教育の諸学の成果を活用して、ヒューマンヘルスケアとしての看護実践のあり方、看護職の育成、看護政策、他職種と連携・協働の課題を明らかにする。そのために、医学・工学・教育人間科学領域と連携して、諸学の研究方法を批判的に吟味し、ヒューマンヘルスケアとしての看護の特徴に対応した研究方法を検討するための演習を行う。

浅川 和美

田辺 文憲

宮村 季浩

小林 康江

相原 正男

谷口 珠実

ヒューマンヘルスケア学特別研究

あらゆるライフステージにある人々が、健康で、自律し、自己実現に向かうための、ヒューマンヘルスケアとしての看護実践理論を導くための研究を行う。そのために、人間の特徴をホリスティックに捉え、看護・医療・保健・福祉・教育の諸学を基盤とし融合しつつ、個の尊重と倫理的判断に基づいた、ヒューマンヘルスケアにふさわしい研究方法を開発する。人間の健康維持・増進、また生活支援に関する諸問題について多角的に分析し、看護学のみならず、医学・工学・教育人間科学領域と連携して、ヒューマンヘルスケアの視点から問題を見出す。ヒューマンヘルスケアとしての看護学の研究課題を探究し、独創的で実践的な成果を生みだすための研究を行う。

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