小さい頃から喘息があって病院に行くことが多かったので、医者になれば、自分の体のことも分かるし、自分で直すこともできるかもしれないと医者をめざしました。学力のことがあって、最初は歯学部に入ったのですが、実習で医療の現場を見るにつれて、やはり医者になりたいと、歯学部を4年でやめて山梨大学に入り直しました。大学では、チュートリアルの授業がすごく実践的でいいなと思います。「こういう症状のこういう患者さんが来た」という仮想の事例をもとに、みんなでディスカッションをするのですが、将来きっと役に立つなと思い、真剣に取り組んでいます。
部活はボート部です。河口湖での早朝練習は寒いし、朝は3時起き。でも楽しくて今は夢中です。充実した毎日ですが、東日本大震災では、故郷の気仙沼が大きなダメージを受け、自分がこうしているのは当たり前のことではなく、とても幸せなことなのだと実感しました。あちらでは医師不足ともいわれるので、いつかは地元に帰り、地域に密着した医療を行いたいと思っています。
※インタビューは、2013年4月/2014年5月に行ったものです。
学年次は、インタビュー時のものです