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CVMW2020心血管代謝週間 参加報告

結城 真広さん

医学部医学科 2016年入学

2021年3月12-13日 WEB開催

私はこの度CVMWCardiovascular and Metabolic Week 2020)の日本心血管内分泌代謝学会総会に参加してきました。まず初めに指導していただいた土屋先生、大熊先生をはじめ第三内科、ライフサイエンスコースの諸先生方に御礼申し上げます。

 今回私が発表しました内容はSPIDDDM(緩徐進行1型糖尿病)という1型糖尿病の亜型の患者さんの診断時の大血管障害予測因子についての臨床研究でした。まず、基礎研究と違い臨床研究は倫理審査を通るために臨床研究資格を習得する必要があり学生の内にその過程を含めて臨床研究を経験できたことは、今後も医師として研究を行う上で大変貴重な財産になったと考えております。また、私は第三内科で研究を始めてから将来も糖尿病と、もともと興味のあった血管について研究したいと考えていましたので、今回のテーマは今後の私の研究人生においても大変大きな一歩でしたし、日本心血管内分泌代謝学会総会という最適な学会に出会うことができました。

学会での発表は初めてではなかったのですが、口頭発表しかもZOOMによるライブということで大変緊張しました。また臨床実習の間での準備でしたので時間との闘いもありましたが、先生方のご指導のおかげでなんとか完成し、前日には予演会もしていただきましたので当日は滞りなく終えることができました。また質問も想定外の質問ではありましたがスムーズな返答ができたと思います。

今回の学会を終えてまず思ったことは、学会という戦場では学生や教授など関係なく皆が対等の場で頼れるのは己の理論武装だけであったということです。今回は何とか終えることはできましたが理論武装という点ではまだまだ足りなく、同セッションの他の先生の発表や質疑応答をみていると自分の未熟さを痛感しました。しかしながら、この経験は机の上だけでは学ぶことができず、また学会に参加しただけでも経験できるものではなく、発表したからこそ新たに見えた景色だと思います。だからこそ、他のライフサイエンスコースの同期や後輩、またライフサイエンスコースでない学生でも機会があれば是非とも積極的に学会発表を経験していただきたいと思います。ここで、私の好きなヘンリー・フォードの言葉を引用したいと思います。“Whether you believe you can do a thing or not, you are right.”これは本人ができると思えばできるし、できないと思えばできない。どちらにしてもその人が思ったことは正しいということを言っています。私なんかがや、今からでは発表なんてできないと思えばできなし、できると思えばできると思います。私も残りの大学生活は少ないですが、他の2テーマの研究もやり切りまとめたいと思います。

最後に重ねて、ご指導していただきました先生方に御礼と今後のご指導を賜りますようお願い申し上げます。


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