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第23回日本疫学会学術総会

野田 北斗さん

医学部医学科 2007年入学

2013年1月24-26日 大阪

発表の内容

演題: 野田北斗、鈴木孝太、山縣然太朗「妊婦およびパートナーの学歴が妊娠予後に及ぼす影響」

 「妊娠およびパートナーの学歴が妊娠予後に及ぼす影響」というタイトルで、26日にポスター発表をしました。妊婦の学歴は妊婦の健康行動に関連がある一方、妊娠予後とは関連がなかったという結論で、ネガティブデータではありましたが、思った以上に多くの人が興味を持って足を止めて読んでくれた印象でした。前日のポスター発表のときの様子を参考にして、立ち止まってくれた方が、ポスターを読み終わって次のポスターに行くタイミングで、積極的に声をかけるようにしました。やはり同じような分野を研究している方が多かったですが、一方で、母子保健に実際に携わっている方なども研究に関心持ってくれて、現場で重視している考え方など、新しい解析方法に結びつくようなアドバイスがいただけて、貴重な機会となりました。あっという間に、発表時間の1時間が過ぎてしまって、少し物足りなかったですが、やれることはやった満足感がありました。

 

発表以外に参加した企画

 初めての学会で、勝手がよくわからない部分も多かったのですが、せっかくの機会だったので、学会のいろいろな面に触れて帰ろうと思い、できるだけ多くの企画に参加するようにしました。学会中、一番おもしろかったのは、初日の若手の集いと、その後の懇親会でした。若手の集いは、疫学と異分野のコラボレーションがテーマで、普段から、理系と文系の垣根を越えた教員生活を送っている専門家の先生方が、自分の研究領域と疫学の関連や、疫学の研究手法について外から見た評価をしていました。自分の講座にいるだけでは、わからない考え方や解析手法について触れられることが学会に参加する大きな魅力だと思います。その後の懇親会では、乾杯後に名刺交換をするところから、挨拶が始まるのですが、名刺を用意していなかったので、一方的にいただく感じになってしまったのが、残念でした。それでも、研究のこと、普段の仕事のこと、専門のことなど、講演中では、なかなか聞きにくいことも、いろいろと聞けました。もう一つ残念だったのは、自分の専門を聞かれたときに、はっきりと答えられるものがなかったことです。自分が専門だと言い切れるくらい研究に打ち込むことは、自信につながりますし、研究者が集まる学会では、より実りある交流をするために重要なことだと感じました。2日目、3日目は、講演やシンポジウム、ランチョンセミナー、ポスター発表、一般口演などを見て回りました。メインのホールで行う講演やシンポジウムは、その道の第一人者の方がそれぞれの領域について、目の前で、発表し意見を交わすので、大変刺激的でした。一方、ポスター発表や一般口演では、会場からも質疑応答がしやすい雰囲気で、時には厳しい指摘もありましたが、お互いの研究を高め合う雰囲気が感じ取れました。ポスター発表では、自分と同じようなことを研究している人に出会えたことが良かったです。研究を考えるうえでの参考になりますし、自分の研究が疫学全体で、どこに位置していて、どういう意味があるのか、基準となるものさしが自分の中にできました。

 

今後に向けて

 今回、ライフサイエンス特進コースで、学会参加の支援が新しく導入され、負担をあまり感じずに、学会に参加できたことはとてもよかったと感じています。準備不足のためいくつか残念だったこともありましたが、やはり、学会でしか味わえない研究者としての刺激がたくさんありました。次は、海外の学会に参加したいと思います。ほかの特進生の皆さんも、支援制度を活用しつつ、早めに学会に、参加できるようにするとよいのではないかと思います。医師国家試験を1年後に控えた自分としては、今回の学会は、今後の進路について、覚悟を決めなければならない時期に来たのではないかと感じるきっかけになりました。これからは、専門と自分で言えるようになれるものを見つけて、それに打ち込んでいけるような人生が送れるよう頑張りたいと思います。


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