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第86回日本生化学会大会

深川 彰彦さん

医学部医学科 2010年入学

2013年9月11-13日 パシフィコ横浜

2013年9月11日から13日の3日間、パシフィコ横浜で開催された日本生化学大会に参加させて頂きました。本学会は非常に大規模で、第86回では参加者は4000人を越えるほどであったそうです。発表者も多く、会場にポスターがびっしり並んでいるのが印象的でした。生命科学の学会なので、発表内容は医学だけでなく、植物・科学コミュニケーション・科学教育など多岐にわたるものでした。

〜発表内容〜
今回、私は【EMT関連転写因子であるδEF1のE-cadherinプロモーター領域のメチル化への関与】というテーマで発表させて頂きました。Epithelial-Mesenchymal Transition (EMT)は、上皮細胞が間葉系様細胞に形態変化する現象で、がん細胞が転移する過程での重要なステップであるとされています。細胞間接着分子であるE-cadherinは上皮マーカーであり、EMTの際にδEF1ファミリーがリプレッサーとして機能し、発現低下が誘導されることが報告されています。また悪性度の高い乳がん細胞ではE-cadherinのプロモーター領域が高度にメチル化されていることも確認されています。しかしながら、E-cadherinのプロモーター領域のメチル化が誘導されるメカニズムは現在明らかにされていません。今回は、δEF1-NuRD複合体がE-cadherinプロモーター領域のメチル化に関与していることを示唆する内容の発表をさせて頂きました。

〜最後に〜
本学会で、様々な研究分野の発表を聞いて、サイエンスの奥深さを感じました。特にRNA biologyのセッションでは国内外の第一線の研究者の最新のデータ・考察を伺うことができ、非常に感激しました。このような刺激的な体験を与えて下さったリエゾンアカデミーに感謝致します。


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