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第88回日本薬理学会年会

久保田 啓太さん

医学部医学科 2013年入学

2015年3月18-20日 名古屋国際会議場

 私は第88回薬理学会年会(H27年3月18日〜3月20日)に参加させて頂き、以下にその報告を致します。

 私がもっとも強く印象に残ったのは、まさに現在、第一線でご活躍されている研究者の方々の研究内容のクオリティーの高さでした。私も少なからず1年半は学業の傍ら実験を進めてきましたが、未だに1つのデータを出すのに、多くの失敗と時間を費やしており、現在も尚、これといったようなデータを出すことが出来ずにおります(ただ私がやっているvivoの行動実験は一般に難しいといわれており、また最近は面白いデータが取れるようになってきました)。

 他の方々の研究内容に圧倒される中でも、得られた事は多々ありました。例えば、自分の研究で得られたデータで生じていた疑問点が解消されたり、これからの自分の研究のヒントやアイディアが浮かんだりと、自分の研究と直結するようなことを多く学ぶ事が出来ました。

 そして、今回の機会を通して、今までとは違った考え方で研究に対して向き合えるようになりました。それは今までは、ある現象を解明することを目標に掲げて実験してきましたが、やはり薬理学講座に所属している以上は今後は、現象の解明プラス薬理学的な臨床応用、つまり将来何十年後かの患者さん・社会への貢献を念頭に、研究というものを捉える事ができるようになりました。
“science”というものに対しての捉え方は人それぞれによって違うと思いますが、いち医学生として、 “探究+社会への医療的な還元”を目指して、今後の研究に精進していきたいと思っております。

 今回はこのような貴重な機会を頂く事ができ、とても感謝しております。どうも有り難うございました。


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