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夏季4大学リトリート

塚原 怜さん

医学部医学科 2010年入学

2016年8月18-19日 伊香保温泉 森秋旅館

 今回、群馬県伊香保温泉森秋旅館にて開催された夏季4大学リトリートに参加し、オーラルでの発表をいたしましたので、ご報告させていただきます。
私は昨年度の4月より社会医学講座で勉強させていただいていましたが、今年度の4月よりライフサイエンス特進コースの一員として正式に講座に所属することになりました。他のライフサイエンス特進コースの学生は1年生の時に所属することが多い中、5年生になってから受け入れていただき大変感謝しております。所属する社会医学講座のみなさまをはじめ、ライフサイエンス特進コースの関係者のみなさまにはこの場をお借りして御礼申し上げます。所属した当初は「公衆衛生を学びたい」という漠然としたもので、研究をすることにはあまり興味がなかったため、山縣教授の御配慮もあり、ライフサイエンス特進コースの一員としてではなく、講座に所属させていただきました。それにもかかわらず、日本公衆衛生学会総会や日本疫学会学術総会においてポスター発表をさせていただくなど、様々な経験をさせていただく中で、研究の面白さを実感することができました。これらの経験があったからこそ、正式に講座に所属し研究を行いたいという思いに至り、今年度よりライフサイエンス特進コース生として講座に所属することになりました。
したがって、夏季4大学リトリートは今回が初めての参加となりました。基本的には全員がポスター発表をすることになっていますが、各大学から1名ずつオーラルでの発表が可能ということでした。オーラルで発表する機会というのはなかなかないため、せっかくの良い機会だと捉え挑戦させていただくことにしました。演題は「妊娠中の体重増加に関する詳細な検討」という題で、約1年半研究室で学んだ内容をまとめたものを発表しました。ほぼ全ての学生が実験系の研究のため、なるべくわかりやすい発表を、と思い準備をしましたが、私の説明不足のために疫学研究の面白さや臨床と基礎研究を繋ぐ役割を担っていることなどを十分に伝えることができず、またオーラルでの発表の難しさを痛感しました。しかし、発表後、学会で発表した時とは違う視点からさまざまな質問や意見を頂戴することができ、大変貴重な経験となりました。また、今回参加したことで、多くの学生が多岐にわたる研究を行っていることを知り刺激を受けるとともに、基礎研究を行う研究者のためにも、さまざまな統計手法を学び、極めたいという気持ちも芽生えてきました。
 総じて、今回の夏季4大学リトリートでは2日間という短い期間でしたが、改めて研究の面白さや疫学研究者としての担うべき役割というものを考える良い機会となりました。このような場を設けていただき、関係者のみなさまには改めて感謝申し上げます。


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