私は本年8月16~17日に開催された平成29年度 関東研究医養成コンソーシアム 夏のリトリート に参加し、口頭発表させていただきました。今回は山梨大学医学部が主幹校ということで4年生を中心に準備をしてくれました。病棟実習や病院見学などがあったために私は準備に参加できませんでしたが、後輩たちは完璧にすべてを整えてくれました。ここで改めてお礼を言いたいと思います。今回のリトリートが成功裏に終わったのは本学4年生を中心とした実行委員のお陰です。ご協力いただいた各大学の先生や学生代表の方にも御礼申し上げます。学生だけが発表するリトリートへの参加は私にとって初めてのことでした。加えて、これだけの学生を前にしての発表も初めてということで、非常に緊張しましたがなんとか発表を終えることができました。各大学から集った学生のレベルはとても高く、その発表と研究の内容のレベルも高度でした。もちろん当大学から参加した1~4年生もすばらしい発表をしてくれました。故に参加して本当に良かったですし、逆にこれまで参加しなかったことが残念に思えてきたほどです。ですから今回の経験は今後の研究を進めるための良い刺激となりました。懇親会では研究のことに限らずさまざまな話をして楽しかったです。他大学と研究を通じて交流を持てるのはありがたく貴重な機会です。今後もリトリートが末永く続くことを願ってやみません。反省点を挙げるとすれば、聴衆がどのような集団であるかを考慮して発表資料をつくるべきだったということです。今回の聴衆は神経と腫瘍の研究家が多く、血液は少数派でした。そのなかでも血小板を研究しているのは自分ただ一人でした。血小板のことをよく知らない方々に血小板について伝えきれないことも多々あったと思います。今回のように自分とは専門が異なる集団に対して発表する機会は今後多くあるでしょう。そのような場合に自分の研究内容からどのようなことをどのように発表すべきかを今後考えていく必要があります。総じて、今回のリトリートは今後のための良い経験となりました。