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第3回サイエンス・インカレ

木村 徳秀さん

医学部医学科 2013年入学

2014年3月1-2日 幕張メッセ国際会議場

今回自分は初めてサイエンス・インカレに参加させていただきました。正直なところ小規模なものだと思っていたので、初日に会場に入った時は取材陣と審査員の多さや政治家の登場に驚き、優秀者に対するアメリカ派遣の話をも聞き、このサイエンス・インカレはただの大会ではないことを実感しました。また両日とも発表者の順序が分からず戸惑いました。
まず初日の口頭発表について報告します。自分は卒業研究に関連しない生物系の六人の発表を聞きました。どの発表者も堂々と聞きやすいプレゼンでした。特に三人目の発表には考え方を変えられました。といいますのも、発表の内容は実に簡単なもので、小学生でも理解・応用できそうなものでした。しかし、質疑応答では大人の立場そして専門家の立場から様々な質問・意見が出され、「なるほど、そういう考え方・応用の仕方があるのか」と深く考えさせられました。また四人目や五人目の発表はとてもユニークな発想を元にしていて、発想力の大切さを実感しました。
次にポスター発表について報告します。会場はかなり混雑しており、聞きたい発表を聞くことがなかなかできず、今回は二人分しか聞けませんでした。一人目の発表者は自分と一つしか学年が異ならないのに発表内容はしっかりしていて感心しました。ただ一つ、もっと話して友達になれば良かったなと少し後悔しています。
最後に二日目の口頭発表について報告します。初日の中から厳選されただけあって初日の人々よりも発表の仕方もしっかりして、難しい内容でも理解できました。特に四人目の発表では補足のスライドがたくさんあり、しっかりと質疑応答に対応していたところが印象的でした。補足資料の準備の重要性を知りました。ちなみに多くの発表者は、この発想・発見は世界初、ということをおっしゃっていました。自分の研究に自信を持つことも大切だと思いました。
今回の参加で学ぶことが沢山ありました。スライドの見やすさ、作り方としては、スライドには情報を詰め込みすぎず、字や図は目の動きがなるべく同じ方向に動く様に配置し、情報は徐々に出していきます。動画と用いるとさらにインパクトがありました。また発表の仕方としては、専門外の人でもわかるように適度な速度で一つ一つ丁寧に説明します。
そして一番身にしみて感じたことは世界の広さです。自分とほぼ同年代であるにも関わらずしっかりした内容、堂々とした発表であり、正直焦りました。将来彼らまたはそれ以上のレベルの人々と世界で戦わなければならないのにも関わらず、自分は英語力や医学的な知識などが足りず、もっと勉強しなければならないことをひどく痛感しました。また、多分野にわたる研究内容の方もいらっしゃり、専門外の知識を学ぶことも大切だと思いました。
今回の参加によって、研究へのモチベーションがさらにあがり、自分にはまだまだ努力と勉学への貪欲さが必要であること実感しました。


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