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2014年度 関東研究医養成コンソーシアム 夏のリトリート

天野 稜大さん

医学部医学科 2010年入学

2014年8月14-15日 ホテル東京ガーデンパレス

2014年研究医養成コンソーシアム 夏のリトリートに参加して

 研究を始めて早5年。その間に様々な経験をさせていただきやっと自分の研究が形となってきました。今回のリトリートには、医学科の「学生」という自分と同じ立場の方々が研究に対してどのように考え、またどのような姿勢で取り組んでいるのかということの実際を知りたかったため参加しました。その中でポスター発表もさせていただき、(周りが神経についての発表ばかりの中で「ウイルス」という特殊な発表であったこともあり)数多くの皆様に興味関心を示していただけたことは大変光栄でした。発表は前半と後半の2回行いました。私は前半の発表では緊張と慣れの問題もあり全く発表が上手くできなかったのですが、中には前半から議論が非常に盛り上がる発表を行っていた学生もいてこういった場での経験やそのための準備の大切さ感じました。研究の内容の深さは学年がバラバラであったこともあり、多方面から様々な追究をしているものや、まだ現時点では現象を見ているだけのものまで色々でしたが、全発表に共通してそこにたどり着くまでの大変な努力の跡が見受けられました。(自分自身も含めて)研究は誰でも、どこの大学、研究室であっても上手くいくまでに相当な時間と努力が必要であると感じられて「安心」しました。ただ、周囲の洞察力や推理力、観察力には大変なものを覚えました。私自身の研究発表に対する質疑応答でも、私が全く想定していなかったようなご質問やご指摘をいただき、もっと広い視野とゆとりをもって物事を考えていくことの大切さを痛感しました。
リトリートに参加したことで同年代の学生の方々の様子を知ることができました。また、その方たちと交流できたことは私の研究生活の中で大きな意味をもつ経験となっています。今回の経験は、残り少ない学生生活はもちろん、その先の長い研究生活の中でも(ささやかな)励みになるでしょう。


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