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2023年度東日本研究医養成コンソーシアム 第13回夏のリトリート参加報告

淡路 桃子さん

医学部医学科 2021年入学

2023年8月19日-20日 東北大学星陵キャンパス星陵会館

2023819日、20日に行われた、東日本研究医養成コンソーシアム 第13回 夏のリトリートに、「母親の妊娠初期の飲酒と子どもの抑うつ傾向との関連」という表題でポスター発表として参加させていただきました。

 

私自身、ライフサイエンスコースに所属して初めての発表となりましたが、自身の発表だけでなく、他の学生の発表や交流会を通じて、積極的に研究活動や社会貢献をされている方々と関わり、時間が経つのも忘れてたくさん話した時間は非常に楽しく、刺激を受けました。一方、私の発表にはたくさんの質問を受けたのにも関わらず、私自身は、他学生の発表にあまり質問できなかったため、次回参加する際にはもっと知識をつけ、積極的に関われるようにしたいです。

 

なお、今回のポスター発表では、奨励賞をいただくことができました。このような賞をいただけたのは、社会医学講座の山縣教授、秋山助教をはじめとする講座の先生方・先輩方のおかげです。この場をお借りして御礼申し上げます。

 

最後になりましたが、ライフサイエンスコースやリトリートといった恵まれた環境に感謝しております。社会医学講座の方々、リトリート主管校の東北大学の運営の方々、ライフサイエンスコース事務局の方々、本当にありがとうございました。

 

以下は発表の抄録となります。

[目的]

母親の妊娠初期の飲酒と子どもの抑うつ傾向との関連を検討することを目的とした。

[方法]

甲州プロジェクト参加者のうち、2006 年度~2009 年度に生まれた児童742 人のうち、目的変数である小学6年生時の抑うつ傾向(Birleson 自己記入式抑うつ評価尺度(DSRS-C16 点以上)と説明変数である妊娠初期の母親の飲酒状況について欠損している児童を除外した 318 人を解析対象者とし、ロジスティック回帰分析を行った。

[結果]

単変量分析では、妊娠初期に飲酒歴のある母親をもつ児童の方が、そうでない児童よりも、抑うつ傾向のリスクがあるという方向が見られたが有意差は認められなかった(オッズ比 2.32,95%信頼区間 0.915-5.90)。多変量分析の点推定は、妊娠初期に飲酒歴のある母親をもつ児童の方が、リスクが低い方向を示した。(調整済オッズ比 0.99,95%信頼区間 0.35-2.83)

[結論]

母親の妊娠初期の飲酒と子どもの抑うつ傾向との間に有意な関連は認められなかった。


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