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2016年度第7回関東研究医養成コンソーシアム・夏のリトリート参加報告

熊谷 麻友子さん

医学部医学科 2014年入学

2016年8月18-19日 伊香保温泉 森秋旅館

 8月18~19日に群馬県伊香保温泉で開催された2016年度第7回関東研究医養成コンソーシアム・夏のリトリートに参加しました。
私は1年生の3月から生化学講座第一教室で実験させていただいていますが、自分が行っている研究を人前で発表したのは今回が初めてでした。今回はポスター発表の部に参加させていただいたのですが、1年半やってきたデータをきちんと発表用にまとめるところから、他の人に研究内容を分かりやすく伝えるポスターを作るにはどうしたらいいか、説明できるだけの知識が今の自分にはあるか、発表の準備をしていくうちから自分の研究と改めて向き合えてとてもいい機会になりました。
ポスター発表は5分間というとても短い時間で、発表の練習はしていたものの時間が足りなくなってしまったり、思うように伝えられなかったりともどかしい思いをしました。その時間内に自分の研究の過程や結果はもちろんですが、初めて見た人に興味をもってもらえるような説明をすることがとても難しいことなのだと痛感しました。実際に発表させてもらって改善点を沢山見つけることが出来ましたし、他の学生の発表を聞いて研究発表のやり方を学ぶことが出来ました。研究発表となるとただ人前で話すのが得意なだけでは足りなくて、自分だけが詳しく知っていることをどのように伝えたらいいか、分かりやすく簡潔に伝える力と知識も沢山必要だなと感じました。とはいえ発表が上手な人は皆さん本当に楽しそうに、面白いことを聞いてほしいという気持ちがあふれているような発表をしていたのがとても印象的でした。
リトリートの発表に参加して思ったことは質問すること、されることがすごく大事だということです。発表して質問をされることは自分の研究に興味を持ってもらえたということですし、自分が今まで気づかなかった新しい切り口での見方は今後の研究の参考になります。また聞く側でも知識が足りなかったり聞いた内容を理解していなくても質問は出来ません。今回のリトリートでは私の発表が拙かったことに加えて生化学分野で研究されている方は少なく、その場では発表内容について質問をされなかったのですが、あとで質問にきてくれた学生の方が数人いて、とてもうれしく思いました。次に参加するときは他の発表に沢山質問をすること、沢山質問をしていただけるような発表をすることが目標です。
夕食時や交流会、また温泉につかりながら他の学生の皆さんと学生生活や研究のことについてお話しすることができ、研究へのモチベーションがあがった刺激的な2日間でした。来年の第8回夏のリトリートは山梨大学が主催校となり私たちの学年が中心となって運営します。また来年もたくさんの学生の皆さんと刺激的なリトリートを作り上げていけるように、自分の研究を頑張っていきたいと思います。


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