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2023年度 全国リトリート

石倉 柊真さん

医学部医学科 2021年入学

2023年4月22日-23日 東京国際フォーラム、アキバプラザ、東京大学伊藤国際学術研究センター

今回私は、東京都で開催された基礎医学研究者養成イニシアチブ2023年度全国リトリートに参加させていただき、「SIK3がシナプス小胞における自発的なエキソサトーシスとエンドサイトーシスに関与する可能性(The possibility of salt-inducible kinase 3 (SIK3) involving in spontaneous exocytosis and endocytosis)」というテーマでポスター発表しました。

 学外のこうした会に参加させていただくのは初めての経験でしたが、同世代の学生の発表を聞いたり、議論したりするのはとても刺激的でした。今回いただいた意見やアドバイスを元により研究を発展していければよいと考えています。

 今回の会に向けて実験やポスター作成を指導していただいた森先生、また生化学講座第一教室の先生方にはこの場をお借りして感謝申し上げます。

 

以下は抄録です。

「神経細胞のシナプスにおいて、シナプス小胞からの神経伝達物質の放出量は様々な外的要因により可塑的に変化するが、その分子メカニズムの多くは未解明である。本研究ではプレシナプスに存在するアクティブゾーンの制御機構を明らかにするためにAMPKファミリーの1つで睡眠への関与が報告されているSIK3に注目して神経細胞における局在、およびpH感受性GFPであるpHluorinを用いてプレシナプスにおけるシナプス小胞のリサイクリング過程について検討した。その結果SIK3はダイナミンとの共局在が明らかになり、またSIK3が自発的なエキソサイトーシスあるいはエンドサイトーシスに関与している可能性が示唆された。」


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