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野口優輔君の論文が『PLoS One』に受理される

リエゾンアカデミー事務局

2013年2月27日

医学科6年特進コース学生の野口優輔君(薬理学)の論文「Astrocytes Protect Neurons against Methylmercury via ATP/P2Y1Receptor-Mediated Pathways in Astrocytes」がPLoS ONEに受理されました。水俣病の病因物質であるメチル水銀は、血液脳関門を容易に通過するため、重篤な中枢神経障害をおこすことが知られています。メチル水銀は、マグロ等の大型回遊魚に高濃度で生物濃縮されているため、魚を多く食する日本人にとって、本中枢毒性は、決して過去の話ではありません。本論文では、メチル水銀がグリア細胞(アストロサイト)に作用してATP/IL-6経路を活性化すること、これにより神経保護作用を呈する事を明らかとしました。脳部位によりメチル水銀に対する神経細胞傷害程度が異なることは良く知られており、これまでこれは神経細胞自身の脆弱性に起因すると考えられて。しかし、アストロサイトの脳内分布及び神経細胞被覆度が脳部位により大きく異なることを考慮すると、メチル水銀による脆弱性の差は、グリア細胞の差に起因する可能性が示唆されました。本研究は、薬物や環境汚染物質が中枢に入った際に、グリア細胞の機能に注目する必要を明らかとした、noveltyの高い論文となりました。


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