この度第56回日本小児血液・がん学会学術集会に参加し、ポスター発表をさせて頂きました。ポスター発表では一時間の自由討論という形式で行われ、興味を持っていただいた方と密なディスカッションを行いました。ポスターに興味を持って頂いた方からの質問ということもあり、自分の研究分野について深い質問を頂き、次の実験のヒントも頂くことが出来ました。
学会発表に参加して良かった点は、自分の研究分野に関して知識とプレゼンテーション能力がより深まり、ディスカッションから新しい発想を得られることでした。学会発表は今回で二回目となりますが、前回と比べ質問者からの専門的な質問にも答えることができ、自分の成長を実感することができました。少なくとも自分の研究分野についてはしっかりと勉強して、知識を深めてから学会に臨んだことが実を結んだように思えます。プレゼンテーション能力についても、自分でポスターを制作し、いかに相手に分かりやすく伝えるかを苦心することで自然と身についていくように思えました。また学会で一番楽しく感じられたのが最後のディスカッションでした。自分なりに今後の展望を持っているものの、専門家による指摘で(当然ではありますが)考えもしない発想にハッとさせられる場面が何度もあり、そのような視点もあるものかと大変勉強になり、次の実験へのモチベーションに繋がりました。
今回の学会を糧に今後とも研究に邁進し、次の学会でさらに良い研究が発表できるようにこれからも努力してゆく所存であります。最後になりますが日々厳しくも温かい指導をして頂いている犬飼准教授、杉田教授、困ったことがあるといつも助けて頂いている加賀美さん、阿部さん、小児科スタッフにこの場を借りまして感謝の意を表させて頂きます。ありがとうございました。